F4の部屋

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【全変声期男子必見】声変わり中は歌を歌ってはいけない!声変わりでの対応を間違えた中学生男子が解説!

 

男子中学生につきものの悩み、それが「変声期」というものです。わかりやすい言い方をすると「声変わり」ですね。

実際、僕自身もつい最近まで(本当に終わったかはわかりませんが)声変わりに悩まされていた男子の一人だったりします。

そして、ネット上には「声変わり中は歌を歌ってはいけない」という情報も多く出回っていて、心配になりますよね。

なので今回は、自分の実体験も踏まえ、声変わりとはどういうものか、そしてなぜ「声変わり中は歌を歌ってはいけない」のかを解説していきます。

 

はじめに

この記事がお役に立てるのは

・声変わり前の男子

・声変わり中の男子

・声変わり前か声変わり中の息子を持つ親御様

あたりだと思います。そのような皆さんは声変わりが男子にとってどれほど影響の大きいものかご存じない方が多いと思います。

男子の声変わりとはどんなものなのかと言いますと、僕自身は、声変わり前は女性ボーカルのものすごく高いキーでも地声で余裕で歌えていました。

例えばこの曲。ツユというアーティストの「太陽になれるかな」という楽曲なのですが、まあ高いですよね。この曲では曲の最終盤にHiFという音が出てきます。

(ちなみに原曲ではHiFの音は裏声で歌っていますが、声変わり前の男子は全部地声で歌っている場合が多いかと思います。自分もそうでした。)

といってもHiFと言われてもよくわからないという方もおられると思いますのでぜひ聴いてみてください。

しかし、これが声変わりを迎えると、なとりさんの「Overdose」の一番高い音が一時期地声では出なくなりました。

 

「えっ?」と思った方は多いと思います。でもそれが真実なんです。

Overdose」は、最高音がmid2Eという音です。先ほどの「太陽になれるかな」のHiFと比べてみると、ピアノの黒鍵と白鍵を合わせて13個分下の音になります。言い方を変えれば、地声の最高音が一オクターブ以上下がるということです。

(難しかったら聞いた感じでうわ全然違う高さだと思ってもらえればOKです!)

 

はい、つまりはですね、声変わりの影響というのは

めちゃんこ大きい

ものなんだっていうのを知っていてほしいです。

 

 

なぜ、「声変わり中は歌を歌ってはいけない」のか

先に言っておきます。

別に歌っちゃいけないことはない

んですよ。

「なんだよ!タイトル詐欺かよ!」

と思われた方も多いかと思いますが、ページを離れるのはちょっと待ってください。

だって考えてもみてください。この記事にたどり着いた皆さんって、「歌うことが好き」な人か、「歌うことが好きな息子を持った親御様」だと思うんですよ。

そういう子に、「今は声変わりの時期だから無理しない方がいいんじゃないの?」なんて言っても、歌いたいから歌うわけで。

だからそんなに制限せずのびのび歌えばいいじゃん。っていうのが

僕の持論です。

でもそうやって、ずっと声変わり中も未熟な出し方で無理して声張って歌った結果、何年も思ったように歌えず困るようになった人もいます。

もうお気づきの方もいるでしょう。それが

僕です。

つまり、僕の持論は僕という一つのケースの中では負けたわけです。

ですが、それでも「声変わり中は歌を歌ってはいけない」というのは完全に正確ではありません。正しくは、

・声変わりの時に無理して地声で高い声で歌おうとするべきではない

そして、

・そのような歌い方では歌は上達しないどころか、声帯の構造と使い方が合わなくなって気持ちよく歌えなくなる

ということです。

それはなぜか。声変わり、変声期というのは、「男性ホルモンの分泌により声帯が太く大きくなる」期間のことです。

そのため、例えばソプラノリコーダーとアルトリコーダーでは大きさや息のコントロールの加減が違うように、いくら声帯が細く小さい状態で歌えるような歌い方で無理して歌い続けても、声帯が太く大きい状態では通用しないし、むしろ細く小さい状態でしか通用しない歌い方が染みついてしまって、声変わり後に上手に歌えるような歌い方を習得するときに邪魔になってしまうんです。

ならば、声変わり後の声帯が太く大きい状態に合った歌い方を今のうちから身に着けておこうと考える人もいるかもしれませんが、歌というのは感覚なので、今とは違う状態を想定した出し方をできるようにするというのは、声を操るコツをつかんでいる人くらいにしかできないのです。

そのため、僕は自分の経験も踏まえて、

「この先上手くなりたいならあんまり無理して歌わない方がいいよ」

とはアドバイスしたいです。

 

変声期には今後歌が上手くなるためにどんなことをすればいいのか?

ここまで読んで、「今は無理して歌わないようにしよう」と思えた男子は、自制心があるし、歌が上手くなる素質を持っていると思います。そういう人たちのために、変声期が終わった後に上手く歌えるように変声期のうちからしておくべきことを伝えたいと思います。

しておくべきことは、

・正しい発声の練習をする

・いろいろなものに触れて表現力をつける

という大きく二つに分けられます。

「正しい発声の練習」については、発声は自分の歌の基礎となるものですし、ひいては日常の会話などで回りに与える印象も大きく変わってきます。具体的には、口の開け方や正しい呼吸、はっきりとした発声についてインターネットで調べて、そこに載っている練習を取り組むといいと思います。(そちらに関してはネット上の有識者の方々の方が間違いなく僕よりも有益な情報をくださるのでお任せします。)

「いろいろなものに触れて表現力をつける」ことについては、楽しく歌いたいだけの人にとってはやりすぎかもしれませんが、上手くなりたいなら歌詞の十分な理解を持ったうえで自分なりに表現する力が必要不可欠です。いろいろなものに触れて、いろいろなものを理解する力をつけましょう。

そもそも…

そもそも、声変わりをして声が低くなるのは本来全く悪いことではありません。なんなら、「女性は男性の低い声に魅力を感じやすい」ことも科学的に証明されています。

そのため、僕も含めて、中学生男子は声変わりを過度に恐れず、気楽に待っているのがいいんじゃないかと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか?この記事によって皆さんが少しでも変声期についてはっきりとした認識を持つことにつながれば嬉しいです。

これからも男子の声変わりについていくつか取り上げていくつもりですので、ぜひ今後も読んでいただけると皆さんに有益な情報を伝えることができると思います!

それでは、この記事はこれにて締めさせていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました!